今回は減価償却を行う際に用いる記帳方法、直接法と間接法の違いについて理解してみましょう!!
直接法と間接法の違い
・直接法…土地を除く有形固定資産(車や建物など)の購入金額から「当期、価値が減少した分を引く」方法
・間接法・・・土地を除く有形固定資産(車や建物など)の購入金額から「当期、価値が減少した分を引かずに、減少した分を減価償却累計額という勘定に置き換える」方法
有形固定資産は、使用や時の経過によって価値が減少していきます。この価値の減少を減価償却の直接法や間接法を用いて求めます。
それでは直接法と間接法について詳しく見ていきましょう!
直接法について
例えば上記の図のように、時の経過によって毎年5万円の価値が減少する建物が存在していたとしましょう。
直接法を用いた減価償却では、建物の購入価格100万円から、当期価値が減少した分の5万円分を引きます。
図のように、100万円の建物が1年経つと95万円に、2年経つと90万円に価値が減少します。
このように直接法の減価償却は建物の購入価格から直接価値を減少させます。
仕訳では、減価償却費50,000/建物50,000となります。
間接法について
今回も時の経過によって毎年5万円の価値が減少する建物が存在していたとしましょう。
間接法を用いた減価償却では、建物の購入価格から直接5万円を減少させずに、減価償却累計額という勘定科目に、当期価値が減少した5万円分を積み重ねていきます。
図のように、1年、2年と経過しても建物の購入価格100万円から価値を減少させません。
減価償却累計額という勘定に、毎年5万円ずつ積み重ねていき、間接的に価値を減少させます。
仕訳では、減価償却費50,000/減価償却累計額50,000となります。
本日のまとめ
- 直接法では、土地を除く有形固定資産の購入金額から「当期、価値が減少した分を引く」
- 間接法では、土地を除く有形固定資産の購入金額から「当期、価値が減少した分を引かずに、減少した分を減価償却累計額という勘定に置き換える」
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